Slack の特定のワークスペースから別のワークスペースにデータをインポートする
2 つのワークスペースを 1 つに統合したい時は、Slack のインポート/エクスポートツールを使いましょう。ワークスペースのメンバー、メッセージ、チャンネルのデータをエクスポートして、別のワークスペースにインポートすることができます。
始める前に
- Slack のインポート/エクスポートツールのガイドで、Slack のインポート/エクスポートについての概要を確認してください。
- Slack の特定のワークスペースから別のワークスペースへのデータのインポートに関する FAQ でよくある質問への回答を参照してください。
- カスタマーサクセスマネージャーにメッセージを送るか、Slack に問い合わせてから統合を計画します。ワークスペースの統合プロジェクトのスケジュールは数日から数か月になる場合があるので、前もってよく計画してください。
注 :Enterprise Grid オーガナイゼーションへのインポートには対応していませんが、代わりに、ワークスペースにデータをインポートし、OrG にそのワークスペースを移行することができます。
エクスポートのオプション
パブリックチャンネルのみを対象としたデータエクスポートは、どのプランでも可能です。ビジネスプラスプランと Enterprise Grid プランでは、ワークスペース内または Enterprise Grid OrG 内のすべてのチャンネルと会話のデータエクスポートも申請できます。各エクスポートタイプの内容を以下で確認してください。
- パブリックチャンネル(メッセージとメンバーを含む)
- パブリックチャンネルで共有されたファイルへのリンク
- メンバーのプロフィール情報
- パブリックチャンネルとプライベートチャンネル(メッセージとメンバーを含む)
- ダイレクトメッセージ
- チャンネルとダイレクトメッセージで共有されたファイルへのリンク
- メンバーのプロフィール情報
注 :外部オーガナイゼーションと共有されたチャンネルの場合、あなたのオーガナイゼーションのメンバーが送信したファイルへのリンクとそのファイルに関連したメッセージだけがエクスポートに含まれます。
ステップ 1 : 統合元ワークスペースからデータをエクスポートする
統合プロセスをシンプルにするため、小規模でアクティビティの少ないワークスペースからデータをエクスポートし、大規模でアクティビティの多いワークスペースにインポートすることをおすすめします。次の手順に従ってインポートプロセスを始めます。
ステップ 2 :エクスポートファイルをアップロードします
注 :アップロードする前にエクスポートファイルを編集すると、うまくインポートできなくなる場合があります。インポートするデータは、ファイルをアップロードしてから選ぶことができます。
- Dropbox や Box といったセキュアなオンラインストレージサービスに、エクスポートする圧縮ファイルをアップロードし、直接ダウンロードリンクを「リンクを知っている全員が閲覧可」という設定で生成します(リンクを控えるのを忘れずに)。ファイルを直接アップロードする場合は、このステップを飛ばしてファイルをアップロードし、下にあるステップ 5 に進んでください。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「ワークスペースの設定」をクリックします。
- 「データのインポート/エクスポート」をクリックします。「Slack」の横にある「インポート」をクリックします。
- エクスポートファイルへのリンクを「直接ダウンロードリンク」フィールドに貼りつけるか、「直接アップロードする」をクリックしてコンピューターからエクスポートした圧縮ファイルを選びます。
- 「ファイルをアップロード」をクリックします。
アップロードが完了すると、メールが届きます。メール内の「インポートを続行する」をクリックして、インポートのページを開き、「次へ」をクリックします。
注 :100MB を超える Google ドライブファイルをアップロードすることは現時点ではサポートされていません。
ステップ 3 :インポートするメンバーを選択する
統合先のワークスペースにメンバーをインポートする準備が整いました。
メンバーに関するデフォルトのインポートオプション
ユーザータイプごとのデフォルトのインポートオプションを以下に示します。インポートの開始前に、最初に表示されるドロップダウンメニューから一括操作を実行するか、ユーザーごとに異なるオプションを手動で選択することができます。FAQ では、メンバーのインポートオプションをすべて確認できます。
注 :最初のドロップダウンメニューで一括操作を選択すると、デフォルトの設定や各ユーザーの設定が上書きされます。
ユーザータイプ | デフォルトのインポートオプション |
統合先ワークスペースに一致するメールアドレスがあるユーザー | ユーザーを統合する |
一致するメールアドレスがないアクティブユーザー | メッセージのみインポートする |
一致するメールアドレスがない解除済みユーザー | 解除済みユーザーとしてインポートする |
共有チャンネルの外部ユーザー* | メッセージのみインポートする |
*外部ユーザーは、ユーザーのインポートオプションに表示されず、インポートできません。
注 :ユーザーをゲストとしてインポートしたり、既存のゲストアカウントに統合したりすることはできません。ゲストユーザーは、解除済みの通常メンバーとしてインポートした後に、ゲストユーザーとして復活させることができます。
追加するメンバーを選択する
- まず、一致するメールアドレスがあるユーザーのインポート方法を設定します。ユーザーごとに異なるオプションを選ぶ場合は、最初のドロップダウンメニューをクリックします。各ユーザーに対してすでに選択してあるインポート設定を上書きする場合は、「ユーザーを表示」の横にある矢印をクリックします。
- 一致するメールアドレスがないユーザーのインポート方法を設定します。ユーザーごとに異なるオプションを選ぶ場合は、最初のドロップダウンメニューをクリックします。各ユーザーに対してすでに選択してあるインポート設定を上書きする場合は、「ユーザーを表示」の横にある矢印をクリックします。
- 次へをクリックします。
ステップ 4 : インポートするチャンネルを選択する
既存のパブリックチャンネルには、どんなチャンネルでも統合できます。プライバシー上の理由から、既存のプライベートチャンネルや共有チャンネルにはチャンネルを統合できません。その代わりに、新しいチャンネルが作成されます。FAQ では、チャンネルのインポートオプションをすべて確認できます。
注 :最初に表示されるドロップダウンで一括操作を選択すると、この選択がすべてのユーザーに反映され、デフォルトの設定や各チャンネルの設定が上書きされます。
チャンネルに関するデフォルトのインポートオプション
チャンネルタイプ | デフォルトのインポートオプション |
統合先ワークスペースのパブリックチャンネルと同じ名前のチャンネル | チャンネルを既存の Slack チャンネルに統合する |
統合元ワークスペースのパブリックチャンネルのうち一致する名前がないもの | 新しいパブリックチャンネルを作成する |
統合元ワークスペースのプライベートチャンネルのうち一致する名前がないもの | 新しいプライベートチャンネルを作成する |
統合元ワークスペースでアーカイブしたチャンネルのうち一致する名前がないもの | インポートしない |
注 :アーカイブしたチャンネルをインポートすることにした場合、統合先ワークスペースではそのチャンネルが復元された状態でインポートされます。アーカイブしたチャンネルのデフォルト設定は「インポートしない」になっていますが、アーカイブしたチャンネルを通常のチャンネルとしてインポートし、インポート完了後にアーカイブすることはできます。
追加するチャンネルを選択する
- 名前の一致するチャンネルがある場合のインポート方法を設定します。チャンネルごとに異なるオプションを選ぶ場合は、最初のドロップダウンメニューをクリックします。各チャンネルに対してすでに選択してあるインポート設定を上書きする場合は、「チャンネルを表示」の横にある矢印をクリックします。
- 名前の一致するチャンネルがない場合のインポート方法を設定します。チャンネルごとに異なるオプションを選ぶ場合は、最初のドロップダウンメニューをクリックします。各チャンネルに対してすでに選択してあるインポート設定を上書きする場合は、「チャンネルを表示」の横にある矢印をクリックします。
- エクスポートファイルにダイレクトメッセージからのデータが含まれており、そのデータをインポートする必要がある場合は、「インポートするユーザー間のダイレクトメッセージ」の横のボックスにチェックを入れます。
- 次へをクリックします。
注 :インポート中にチャンネルが作成されると、チャンネル作成者が各チャンネルに追加されます。元のチャンネル作成者がインポートされない場合、インポート操作を行ったユーザーがチャンネルに追加され、チャンネル作成者となることがあります。
ステップ 5 : サマリーを確認してインポートを実行する
- 選択したインポート内容を確認して、問題がないことを確かめます。インポート内容を変更する必要がある場合には、「編集する」をクリックします。すると、インポート手順のステップ 4 に戻り、チャンネルのデータを編集できるようになります。ユーザーを変更するには、「インポートするユーザーを選択する」を選択します。「次へ」をクリックしてインポートのサマリーに戻ります。
- データをインポートする準備ができたら、「インポート」をクリックします。インポートの進行状況はプログレスバーで確認できます。インポート中のデータの横には「インポート中...」というメッセージも表示されます。
インポートは 5 つのフェーズに分けて実行されます。また、インポートが完了すると、メールで通知が届きます。
注 :メンバーはインポート中でも統合先ワークスペースを通常どおり使用できます。ただし、チャンネルやユーザーアカウントは変更しないでください。このような変更が原因でインポートが失敗することがあります。
インポートのトラブルシューティング
- インポートに関して不明な点がある場合や、うまくいインポートできない場合は、FAQ にあるトラブルシューティングのヒントを参照してください。
- インポートが途中で止まってしまった場合には、お問い合わせください。インポートを続けられるようお手伝いします。
- インポートをキャンセルして元に戻すには、「インポートを元に戻す」をクリックしてください。インポートしたチャンネルとメッセージが Slack ワークスペースから削除されますが、メンバーは削除されません。
- ワークスペースのオーナー
- フリー、プロ、ビジネスプラスプラン