カレンダーアプリやファイルアプリに対するドメイン全体の認証を Slack で有効にする

誰がこの機能を利用できますか？

• ワークスペースのオーナー/管理者 と OrG のオーナー/管理者
• すべてのプランで利用できます

フリー、プロ、ビジネスプラスプランのワークスペースのオーナーと管理者、そして Enterprise Grid の OrG オーナーと OrG 管理者は、メンバー全員の Slack アカウントを Google カレンダー、Google ドライブ、Outlook の予定表、または OneDrive と SharePoint アプリと自動的に連携させることができます。 

この機能でできること

• オーナーや管理者は、ドメイン全体での認証プロセスを Slack で開始できます。
• Google Workspace や Office 365 から Slack へのアクセスを許可するには、Google Workspace の特権管理者か Office 365 の管理者によるサポートが必要です。OneDrive と SharePoint については、Office 365 の管理者と Slack でのオーナーまたは管理者を兼任していることが必要です。
• ドメインが認証されると、そのドメインのメールアドレスを持つメンバーの Slack アカウントはすべて自動でアプリに連携されます。
• ドメイン全体の認証が有効になっている場合は、メンバーが自分の Google アカウントまたは Office365 アカウントの連携を解除することはできません。 

注 :カレンダーアプリに対してドメインを認証する場合、連携されたメンバーは、イベントリマインダー通知に自動的に登録されます。メンバーは、アプリの「設定」からこれらの通知を無効にし、ほかの通知設定を設定できます。

ステップ 1 : カレンダーやファイルのアプリをワークスペースにインストールする

次の記事の手順に従い、カレンダーやファイルのアプリをワークスペースにインストールします。

• Google Calendar と Slack を連携させる
• Slack で Google ドライブを利用する
• Microsoft Outlook Calendar と Slack を連係させる
• Slack 向け OneDrive と SharePoint

使うアプリがすでにインストールされている場合は、手順 2 に進んでください。

ステップ 2 : ドメインを追加する

Slack からオーガナイゼーションのドメインを追加し、ドメイン全体の認証プロセスを開始します。メンバーが複数のドメインのメールアドレスを所有している場合は、追加したいドメインごとに以下の手順を繰り返してください。

Google カレンダー

Google ドライブ

Outlook

OneDrive

1. デスクトップでは、  「その他」にマウスポインターを重ねます。
2.  「自動化」をクリックします。
3.  「App」をクリックし、「Google カレンダー」を検索して選択します。 
4. 「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
5. 「ドメイン全体での認証」で「ドメインを追加」をクリックします。 
6. 会社のドメインを入力して「追加」をクリックします。 

1. デスクトップでは、  「その他」にマウスポインターを重ねます。
2.  「自動化」をクリックします。
3.  「App」をクリックし、「Google ドライブ」を検索して選択します。 
4. 「ホーム」タブを選択します。
5. 「ドメイン全体での認証」の横の「ドメインを追加」をクリックします。 
6. 会社のドメインを入力して「ドメインを追加」をクリックします。 

1. デスクトップでは、  「その他」にマウスポインターを重ねます。
2.  「自動化」をクリックします。
3.  「App」をクリックし、「Outlook 予定表」を検索して選択します。 
4. 「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
5. 「ドメイン全体での認証」で「ドメインを追加」をクリックします。 
6. 会社のドメインを入力して「追加」をクリックします。 

注 :Outlook の予定表に接続するには、メンバーの Slack のメールアドレスが各自の Azure UPN と一致している必要があります。Outlook のドメイン全体の認証を有効にする前に、この点を考慮してください。

ドメインを追加して検証するには、Slack アカウントのメールアドレスが Office 365 管理者アカウントに関連付けられたメールアドレスと一致している必要があります。

1. デスクトップでは、  「その他」にマウスポインターを重ねます。
2.  「自動化」をクリックします。
3.  「App」をクリックし、「OneDrive と SharePoint」を検索して選択します。
4. 「ホーム」タブの「管理者設定」ボタンをクリックします。
5. 「ドメイン全体での認証」で「ドメインを追加」をクリックします。
6. 会社のドメインを入力して「追加」をクリックします。

注 :OneDrive に接続するには、メンバーの Slack のメールアドレスが各自の Azure UPN と一致している必要があります。OneDrive のドメイン全体の認証を有効にする前に、この点を考慮してください。

ステップ 3 : Google Workspace または Office 365 から Slack にアクセスを許可する 

ドメインを追加したら、Google Workspace または Office 365 から Slack に対して、メンバーのアカウントへのアクセスを許可する必要があります。

Google カレンダー

Google ドライブ

Outlook

OneDrive

Google Workspace の特権管理者でない場合は、特権管理者に、Google Workspace Marketplace から Slack へのドメイン全体でのインストールを許可し、ドメイン所有権を検証してもらう必要があります。

使用しているドメイン用の Slack アプリを追加する

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
2. ドメインを探し、「ドメイン全体での認証」セクションで URL をクリックします。 
3. メッセージに従い、認証するドメインの Google Workspace の特権管理者アカウントにサインインします。Google Workspace の特権管理者でない場合は、URL をコピーし、特権管理者と共有します。その後、管理者に以下のとおり残りの手順を実行してもらいます。 
4. 「ドメインのインストール」をクリックします。 
5. 「次へ」をクリックします。 
6. ボックスにチェックを入れて、Google のサービス利用規約を受諾し、「受諾する」をクリックします。 
7. 「Done（完了）」をクリックします。 
8. ワークスペースに戻り、Google カレンダーアプリを開きます。 

ドメイン所有権を検証する

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
2. ドメインを探し、「ドメイン所有権を検証する」セクションで URL をクリックします。 
3. メッセージに従い、認証するドメインの Google Workspace の特権管理者アカウントにサインインします。 
4. 「Slack を開く」をクリックして、ワークスペース内の Google カレンダーアプリに戻ります。  

Google Workspace の特権管理者でない場合は、特権管理者に、Google Workspace Marketplace から Slack へのドメイン全体でのインストールを許可し、ドメイン所有権を検証してもらう必要があります。

使用しているドメイン用の Slack アプリを追加する

1. アプリの「ホーム」タブからドメインを探し、「ドメイン全体での認証」セクションで最初の URL をクリックします。 
2. メッセージに従い、認証するドメインの Google Workspace の特権管理者アカウントにサインインします。Google Workspace の特権管理者でない場合は、URL をコピーし、特権管理者と共有します。その後、管理者に以下のとおり残りの手順を実行してもらいます。 
3. 「Admin Install（管理者インストール）」をクリックします。 
4. 「次へ」をクリックします。 
5. ボックスにチェックを入れて、Google のサービス利用規約を受諾し、「受諾する」をクリックします。 
6. 「Done（完了）」をクリックします。 
7. ワークスペースに戻り、Google ドライブアプリを開きます。 

ドメイン所有権を検証する

1. アプリの「ホーム」タブからドメインを探し、「ドメイン全体での認証」セクションで 2 番目の URL をクリックします。 
2. メッセージに従い、認証するドメインの Google Workspace の特権管理者アカウントにサインインします。 
3. 「Slack を開く」をクリックして、ワークスペース内の Google ドライブアプリに戻ります。  

Office 365 管理者でない場合は、Office 365 から Slack にアクセスを許可し、ドメイン所有権を確認する管理者が必要です。 

Office 365 から Slack へのアクセスを許可する

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインを探し、下にある URL をクリックします。 
3. メッセージに従い、認証するドメインの Office 365 管理者アカウントにサインインします。Office 365 管理者でない場合は、URL をコピーし、管理者と共有します。その後、管理者に以下のとおり残りの手順を実行してもらいます。 
4. 「受諾する」をクリックして、メンバーの Outlook の予定表アカウントへのアクセスを Slack に許可します。 
5. 「Slack を開く」をクリックして、ワークスペース内の Outlook の予定表アプリに戻ります。 

ドメイン所有権を検証する

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
2. ドメインを探し、下にある URL をクリックしてドメイン所有権を検証します。 
3. ボックスにチェックを入れ、メンバーの Outlook の予定表アカウントへの Slack のアクセスを確定します。
4. 「受諾する」をクリックします。 
5. 「Slack を開く」をクリックして、ワークスペース内の Outlook の予定表アプリに戻ります。 

Office 365 から Slack へのアクセスを許可する

1. 対象のアプリの「ホーム」タブで「管理者設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインを探し、下にある URL をクリックします。
3. メッセージに従い、認証するドメインの Office 365 管理者アカウントにサインインします。
4. 「承諾する」をクリックして、メンバーの OneDrive と SharePoint のアカウントに Slack がアクセスすることを許可します。
5. 「Slack を開く」をクリックして、ワークスペース内の OneDrive と SharePoint に戻ります。

ドメイン所有権を検証する

1. 対象のアプリの「ホーム」タブで「管理者設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインを探し、下にある URL をクリックしてドメイン所有権を検証します。
3. ボックスにチェックを入れ、メンバーの OneDrive と SharePoint のアカウントに Slack がアクセスすることを確定します。
4. 「承諾する」をクリックします。
5. 「Slack を開く」をクリックして、ワークスペース内の OneDrive と SharePoint に戻ります。

注 :複数のドメインを検証する場合は、Slack のオーナーか管理者で該当するドメインのメールアドレスを持つ Office 365 管理者が、上の手順に従う必要があります。

ステップ 4 : ドメインを検証する

Google カレンダー

Google ドライブ

Outlook

OneDrive

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインの横の「検証する」をクリックします。 
3. ドメインの有効なメールアドレスを入力して、「認証する」をクリックします。 

Tip : 検証されたドメインのメールアドレスを持つメンバーがまだ Google カレンダーアプリを使用していない場合は、使用開始をサポートする一連のオンボーディングメッセージがアプリから届きます。

1. アプリの「ホーム」タブに移動します。
2. ドメインの横の「検証する」をクリックします。 
3. ドメインの有効なメールアドレスを入力して、「認証する」をクリックします。 

Tip : 検証されたドメインのメールアドレスを持つメンバーがまだ Google ドライブアプリを使用していない場合は、使用開始をサポートする一連のオンボーディングメッセージがアプリから届きます。

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインの横の「検証する」をクリックします。 
3. ドメインの有効なメールアドレスを入力して、「認証する」をクリックします。 

Tip : 検証されたドメインのメールアドレスを持つメンバーが、まだ Outlook の予定表アプリを使用していない場合は、使用開始をサポートする一連のオンボーディングメッセージがアプリから届きます。

1. 対象のアプリの「ホーム」タブで「管理者設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインの横の「検証する」をクリックします。
3. ドメインの有効なメールアドレスを入力して、「検証する」をクリックします。

注 :Enterprise Grid プランにおいて OrG レベルで OneDrive と SharePoint のアプリがインストールされている場合、このアプリへのアクセス権とともに、OrG 内のすべてのワークスペースでドメイン全体での認証が適用されます。

フリープラン、プロプラン、ビジネスプラスプランの場合、必要なドメインを検証できればセットアップ完了です。Enterprise Grid の OrG のセットアップには以下のステップも読んでください。

ステップ 5 : Enterprise Grid OrG でワークスペースを選択する

上記の手順を実行したら、OrG オーナーと管理者は、OrG 内の 1 つ以上のワークスペースを選択して、Google カレンダー、Outlook の予定表、OneDrive と SharePoint アプリのドメイン全体の認証プロセスを完了する必要があります。

注 :Google ドライブアプリにこの手順は不要です。ドメイン全体の認証は、ドメインの検証後、Enterprise Grid OrG のすべてのワークスペースで自動的に有効になります。 

Google カレンダー

Outlook

OneDrive

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインの下にある「選択」をクリックして、ドロップダウンメニューを開きます。
3. スクロールしてワークスペースを見つけたら、ワークスペース名をクリックして、そのワークスペースに対してドメイン全体の認証を有効にします。

上記の手順を繰り返して、追加のワークスペースに対してドメイン全体の認証を有効にしてください。

1. 対象のアプリの「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。
2. ドメインの下にある「選択」をクリックして、ドロップダウンメニューを開きます。 
3. スクロールしてワークスペースを見つけたら、ワークスペース名をクリックして、そのワークスペースに対してドメイン全体の認証を有効にします。 

上記の手順を繰り返して、追加のワークスペースに対してドメイン全体の認証を有効にしてください。 

OrG レベルで OneDrive と SharePoint のアプリがインストールされている場合、このアプリへのアクセス権とともに、OrG 内のすべてのワークスペースでドメイン全体での認証が適用されます。ワークスペースレベルでアプリがインストールされている場合、メンバーのアカウントをアプリに自動で連携させたい各ワークスペースからドメイン全体の認証を設定する必要があります。

ドメインを管理する

注 :オーナーまたは管理者はドメインを管理できます。ドメインが削除されても、ドメインを追加したオーナーと管理者には通知が届きません。

特定のドメインのメールアドレスを持つメンバーに Slack でカレンダーやファイルのアプリを使用するのを制限する場合や、使用していないドメインを削除する必要がある場合は、以下の手順に従ってください。 

Google カレンダー

Google ドライブ

Outlook

OneDrive

1. Slack で Google カレンダーアプリを開きます。
2. 「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
3. 削除したいドメインの横の「削除」をクリックします。 
4. 次に「削除」をクリックして確定します。 

1. Slack で Google ドライブアプリを開きます。
2. 「ホーム」タブを選択します。 
3. 削除したいドメインの横の「削除」をクリックします。 
4. 次に「削除」をクリックして確定します。 

1. Slack で Outlook の予定表アプリを開きます。
2. 「ホーム」タブの「設定」ボタンをクリックします。 
3. 削除したいドメインの横の「削除」をクリックします。 
4. 次に「削除」をクリックして確定します。 

1. Slack で OneDrive と SharePoint のアプリを開きます。
2. 「ホーム」タブの「管理者設定」ボタンをクリックします。
3. 削除したいドメインの横の「削除」をクリックします。

Tip : Slack からカレンダーやファイルのアプリをアンインストールするには、ワークスペースからアプリとカスタムインテグレーションを削除するにある手順に従ってください。