アカウントの重複を修正する

アカウントの重複とは、メンバーがワークスペースに複数のアカウントを持つことを意味します。メンバーにシングルサインオン(SSO)の使用を義務づけているワークスペースでは、こうした問題が手違いで発生することがあります。例えば、メンバーがメールエイリアスを入力して Slack にサインインしようとしたり、誤った内容を入力すると、新しいアカウントが作成されてしまいます。この問題が発生した場合は、ワークスペースのオーナーまたは OrG オーナーがメンバーのアカウントの重複を修正できます。

注 :フリープランでは、影響を受けるメンバー自身がアカウントの重複を解決する必要があります。メンバーがアカウントの重複を修正するには、両方のアカウントでメールアドレスの変更の手順を行います。


アカウントの重複を修正する

プロプランとビジネスプラスプラン 

Enterprise Grid プラン

ワークスペースのオーナーは、次の方法でメンバーのアカウントの重複を修正できます。ワークスペースで SSO 認証を使用していない場合は、ステップ 2:メンバーのメールアドレスを更新するに進みます。

ステップ 1 : メールアドレスの変更を許可する

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「ワークスペースの設定」をクリックします。
  3. 「認証」をクリックします。 
  4. 「SAML」または「Google 認証設定」の横の「設定を変更」をクリックします。
  5. 「設定」の右側の「開く」をクリックします。
  6. 「メールアドレスの変更をユーザーに許可する」をオンにします。
  7. 「設定を保存する」をクリックします。

ステップ 2 : メンバーのメールアドレスを更新する

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「メンバーを管理する」をクリックします。
  3. 変更するアカウントのメールアドレスをクリックして新しいメールアドレスを入力します。(入力するのはどんなメールアドレスでもかまいません。ここでの目的は、重複したアカウントから特定のメールアドレスを切り離すことにあります)。
  4. これで、重複したアカウントを解除できます。
  5. 次に、元のアカウントを見つけます。メールアドレスをクリックして先ほど切り離したメールアドレスを入力します。
  6. 対象のメンバー名の右側にある  (3 つのドットアイコン)をクリックして、「SSO バインディングメールを送信する」を選択します。対象のメンバーには、アカウントのバインド方法と認証方法が記載されたメールが届きます。

ステップ 3 : ワークスペースの設定を元に戻す

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「ワークスペースの設定」をクリックします。
  3. 「認証」をクリックします。 
  4. 「SAML」または「Google 認証設定」の横の「設定を変更」をクリックします。
  5. 「設定」の右側の「開く」をクリックします。
  6. 「メールアドレスの変更をユーザーに許可する」をオフにします。
  7. 「設定を保存する」をクリックします。

OrG オーナーは、次の方法でメンバーのアカウントの重複を修正できます。

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. 「ツールと設定」を選択してから「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
  3. 左サイドバーの 「メンバーディレクトリ」をクリックし、「メンバー」を選択します。 
  4. 対象メンバーの重複したアカウントを見つけ、アカウント名をクリックします。
  5. 右上の「管理」をクリックし、「プロフィールを編集」を選択します。
  6. アカウントのメールアドレスを別のアドレスに変更します。(入力するのはどんなメールアドレスでもかまいません。ここでの目的は、重複したアカウントから特定のメールアドレスを切り離すことにあります)。
  7. これで、 重複したアカウントを解除できます。
  8. 次に、もとのアカウントを見つけます。メールアドレスを先ほど切り離したアドレスに置き換えます。
  9. 右上の「管理」をクリックし、「SSO の再バインドメールを送信する」を選択します。対象のメンバーには、アカウントのバインド方法と認証方法が記載されたメールが届きます。


アカウントの重複を防ぐ

アカウントの重複を防ぐには、メンバー全員が各自のアカウントに関連づけられた正しいメールアドレスを使用するよう徹底しましょう。その際、次の点を考慮してください。

  • メンバーが正しいメールアドレスで Slack にサインインしていることを確認します。例えば、jsmith@acme.com というメールアドレスを持つメンバーが、john@acme.com というエイリアスを使用すると、重複するアカウントが作成されてしまいます。
  • ID プロバイダ(IDP)を利用している場合は、ユニークで変化しない ID(従業員番号など)が設定されていることを確認してください。メールアドレスなどの値を ID として設定すると、メンバーが重複アカウントを作成してしまうことがあります。

誰がこの機能を利用できますか?

  • ワークスペースのオーナーOrG オーナー
  • 有料プランでご利用いただけます。

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